SEE/SAWでサロン帰りの仕上がりを叶える、
お家ケアのコツ
山本修史 BEAUTRIUM Aoyama St. 副店長/ヘアスタイリスト
ヘアサロンで整えた髪や、お気に入りのヘアデザイン。いつでも美しい状態をキープしたい、という方は多いはず。そこで、人気ヘアサロンのヘアスタイリストが自宅でも実践できるティップスを特別に伝授。SEE/SAWを使って、毎日のヘアケアをブラッシュアップしてみては。アドバイスしてくれたのは東京のヘアサロン「BEAUTRIUM Aoyama St.(ビュートリアム アオヤマ エスティ)」のヘアスタイリスト、山本 修史さん。プロの技を取り入れて、お家美容を楽しもう。
サロン帰りの仕上がりを維持するコツ。
Tips to keep the hair style
日々、当たり前のように行っているシャンプーからヘアドライのケア。髪のダメージを最小限に抑えながら、きちんとケアすることが健康な地肌と美しい髪を導き、サロン帰りの仕上がりを維持するポイント。今一度、手順を見直してみては。
01. ブラッシング&予洗い
シャンプー前に、軽くブラッシングをして絡まりがないように下準備。洗うお湯の温度は、手首に当てて少しぬるいと感じる、38℃くらいに設定。サロンでヘアカラーやパーマをした後は、地肌が敏感な状態に。ぬるめの温度で汚れを落としながら必要なうるおいを残すように洗うのがポイント。地肌からしっかりと流して予洗いをすることで、シャンプーの泡立ちもアップ。
02. シャンプー
シャンプーを手に取り、優しく地肌を洗う(シャンプー使用量の目安:ミディアムヘアでポンプ 1.5 〜 2 プッシュ)。はじめに、「猫の手」のように指を軽く曲げ、地肌をなでるように洗うことで、水と空気が含まれ、もこもこの泡が出来上がる。しっかりと泡立たせた後は、指の腹を使ってもみ洗い。ごしごしとこすらずに、髪と地肌への摩擦を最小限に。
03. すすぎ
地肌からお湯を当て、髪に指を通しながらすすぐ。生え際や襟足もしっかり流し、すすぎ残しのないように注意を。
04. トリートメント
よく髪の水気を切り、トリートメントを手の平に出して軽く伸ばしたら、毛先に塗布し髪の中間へとなじませる(トリートメント使⽤量の⽬安:ミディアムヘアでポンプ 1.5 ~ 2 プッシュ)。トップにつけすぎると、スタイルが重たくなりやすいので注意。毛先のダメージが気になる場合は、毛先に少し多めに揉みこむように塗布すると効果的。
05. コーミング&すすぎ
1、2分ほど時間を置いて、粗歯のコームでコーミング。毛先から中間、トップの順でキューティクルに沿ってなじませ浸透させる。03の要領でしっかりとすすぎを行う。
06. タオルドライ
タオルでよく水分をふき取る。タオルで髪をこすらずに、ぎゅっと抑えるように。トップから中間、毛先の順でタオルを当て、キューティクルを傷めないように行うのがポイント。
07. クリアオイル
よく水分が取れたら、手の平にクリアオイルを出し、指の間まで広げてよく伸ばす(クリアオイル使用量の目安:ミディアムヘアで 2 ~ 3 プッシュ)。まずは毛先にたっぷり揉み込んだ後、残りを中間に塗布。粗歯のコームで毛先からトップへとコーミングし、なじませながら髪の絡まりをとく。
08. ドライ
根元から中間、毛先の順で、キューティクルの流れに沿って乾かす。根元がしっかりと乾いたら手ぐしを通しながらドライを行い、髪の表面と毛先を整える(※ヘアカラーやパーマを施術した髪はデリケート。濡れた状態のまま放置してしまうと、ダメージを受ける原因に。丁寧なドライが大切)。
サロン帰りの仕上がりを維持するポイント
●シャンプーは「猫の手」で空気を含ませながら良く泡立てて、髪に摩擦を起こさないようにもみ洗いをする。
●髪を洗うお湯の温度は、少しぬるいと感じる38℃くらいに設定すること。ヘアカラーやパーマをした髪は、ぬるめの温度で汚れだけを落として、必要なうるおいを残すように。
●髪にダメージを与えないよう、ブラッシングは毛先の絡まりを解きながら、毛先から中間、トップへ。ドライヤーの風はキューティクルの流れに沿って当てる。
●効果的にダメージをケアするために、トリートメントとクリアオイルは毛先を多めに、根元近くはベタつきの原因にならないように少なめに塗布する。
毎日正しくヘアケアを行うことで、サロンでの仕上がりが長持ちするそう。ちょっとしたテクニックを取り入れて、効果的なヘアケアを実践してみよう。
Photo_Harumi Obamatext_Aika Kawada